密林の図書室

日々読んでいる本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介のブックレビューのブログです。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考え、このブログを立ち上げました。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

小説

沈黙

著:遠藤 周作 遠藤周作の代表的な長編小説のひとつ。映画になり、一時話題になったので、読んでみた。徳川家光の時代に長崎に潜入したポルトガルの宣教師が主人公である。当時の厳しいキリシタン弾圧の様子が何度も出てくるため、映画はアメリカではR指定さ…

夜は短し歩けよ乙女

著:森見 登美彦 変わった小説ですね。Amazonのレビュー欄とか見ると、馴染めなかったとか、入っていけなかったとボロクソに書いている方が何人かいらっしゃいますが、大丈夫。そういう人は、たぶん正常です(笑)。 舞台は京都。古風で大げさな表現を散りば…

満願

著:米澤 穂信 短編集。山本周五郎賞受賞。6つの作品が収められている。夜警、死人病、柘榴、万灯、関守、そして満願。 6つの作品はそれぞれ個性も登場人物も設定も違うが、いずれも粒ぞろい。あまりの展開に、読みながら言葉を失い、鳥肌が立った。確かに…

空飛ぶタイヤ(下)

著:池井戸 潤 「半沢直樹シリーズ」で有名になった池井戸 潤の社会派長編小説。こちらは下巻である。巨大グループ企業の立場を利用してあらゆる方面に圧力をかけ、徹底的に隠蔽を図るホープ自動車。ちいさな運送会社の危機がさらに深刻さを増す中、社長の赤…

空飛ぶタイヤ(上)

著:池井戸 潤 「半沢直樹シリーズ」で有名になった池井戸 潤の長編小説。走行中のトレーラから外れたタイヤが母子を直撃。夫と子供を前に病院のベットでその母親は息を引きとる。わずか従業員90人の赤松運送は警察の捜査を受け、マスコミが大々的に報じた事…

カエルの楽園

百田尚樹氏の寓話的小説である「カエルの楽園」についてのレビューです。