著:湯本 香樹実
死について関心を持った3人の少年。
彼らは、近所の一人暮らしの老人が死にそうだという噂を聞きつけ、
好奇心から毎日観察を始める。そして。。。
泣ける本、という噂だったが、どうやら私は冷徹な人のようで、とくに涙することもなくあっさり読了。
ストーリー自体は悪くない。
それでもこの少年たちと老人の交流の物語は、
それなりに心に残るものがあった。
ただ、何年も売れ続けている本なので、期待が大きかったことと、途中で結論はほとんど先に見えてしまっていることもあり、個人的な感想としては、ひとことでいって、まあまあ、だった。
文庫、218ページ、新潮社、1994/3/1