著:三浦 しをん
人気作家三浦しをんが書いた11編の短編が収められている。
どれも恋愛がテーマになっているということで読んでみたが、
この恋愛というのが型どおりではない。
多彩で、変化に富んでおり、
人物設定も、ストーリーも、
作品ごとに大きく異なっている。
この登場人物たちはその後一体どうなってしまったのだろうと、
お話にもかかわらず、読み終えてから気になって仕方のないものもいくつかある。
いい意味で期待通りではなかった。
時々驚かされ、
さて、次の話は何が来るのかと思いながらページをめくった。
文庫、394ページ、新潮社、2011/2/26