2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
著:長沼 毅 極限状態に耐えられる生物や生命の進化の原理について紹介しながら、生命ついての見解をまとめた本。著者は、極限環境の生物学を専門とする大学の准教授。 不死身で有名なクマムシ。脱水し、水の代わりにトレハロースで体内を満たすことで、クリ…
著:木島 俊介 「マティスが没してから、色彩を真に理解しているのはシャガールだけになってしまった。ルノワールの後で、光に対する感覚を保持している画家はシャガールだけである」(パブロ・ピカソ)。 マルク・シャガール(1887-1985) を取り上げた美術解…
著:大野 治 今やたくさん出ているIoTに関する本。著者は長年、日立製作所に勤めていた人である。世の中にたくさん出ているIoTの本と比べた場合のこの本の特徴は、IoTに関する動向はもちろんいろいろ書かれているが、それだけではなく、良くも悪くも著者の豊…
著:是友 麻希 野菜を冷凍室で凍らせて利用するレシピを紹介している本。著者によると、野菜は凍らせることで水分が抜けやすくなり、それによってうま味が凝縮したり、調理時間が短くなったり、うま味を吸い込みやすくなるのだという。もちろん、冷凍するこ…
著:ルーク・ウィリアムス、翻訳:福田 篤人 破壊的思考によってざん新なアイディアを生み出し、デザイン分野を中心にソリューションの創造につなげてゆく手法について解説した本。破壊的思考は、以下の「常識を破る5つのステップ」に通じて進行してゆくと…
著:ティム・ブラウン、翻訳:千葉 敏生 「デザイン思考では、誰もが持ってはいるものの従来の問題解決方法では軽視されてきた能力を利用する。デザイン思考は、人間中心であるというだけでなく、人間の本質そのものともいえる。直観で判断する能力。パター…
著:森 昭 一時よく売れたようなので、読んでみた。この本のタイトルは明らかにミスリードを狙っている。正確には、「歯はみがいてはいけない」ではなく、「食後すぐ歯をみがくのはよくない」である。ポイントは、以下の4点になる。・みがくもの:食べかすで…
著:レジーヌ・ペルヌー、翻訳:南条 郁子、監修:池上 俊一 第1回十字軍後、エルサレムへのキリスト教巡礼者の安全を守るために生まれた修道士&騎士の団体であるテンプル騎士団について解説した本。著者はフランスの中世史を専門とする歴史家。ビジュアル…
著:フランセス・アッシュクロフト、訳:矢羽野 薫 「長期の(宇宙)飛行では赤血球の数が少しずつ減り、骨からカルシウムがにじみ出て、筋肉が萎縮する。このような変化のほとんどは六週間ほどで安定するが、骨の損傷はずっと続き、一年におよぶミッション…
著:堀 栄三 「情報は常に作戦に先行しなければばらない」。 この書は数ある太平洋戦争の著書の中でも他にはない貴重な記録となっている。なぜなら、「作戦課は情報部の判断を歯牙にもかけていなかった」「作戦と情報が隔離していた」という当時の日本陸軍の…
著:マテュー ギデール 、翻訳:太田 佐絵子 アラブ世界は広く複雑な上に様々な問題を抱えている。本書は、アラブ世界の状況を歴史的な経緯も適時紐解きながら、カラー図解を多く用いて説明したものである。 イスラム教は本質的に政治と不可分であり、政教分…
著:秋山和慶、冨沢佐一 理想とするのは、指揮者が目立たずオーケストラが素晴らしい演奏をすることだと言う。斎藤秀雄の愛弟子の一人、指揮者秋山和慶氏の回想録である。 この人のレパートリーは広く、800曲以上ある。しかも、そのほとんどを暗譜していると…
著:トマ・ピケティ、翻訳:山形浩生、守岡桜、森本正史 「本研究の総合的な結論は、民間財産に基づく市場経済は、放置するなら、強力な収斂の力を持っているということだ。これは特に知識と技能の拡散と関連したものだ。でも一方で、格差拡大の強力な力もそ…
著:カオリ・オコナー、翻訳:大久保 庸子 パイナップルは世界的にバナナに次いで最も食されている熱帯果実である。そのままで、あるいは缶詰やジュースやカクテルとして、いろいろな料理に添えるものとして、利用されている。 西洋人がこの果物と出会ったの…
著:森山 大道 森山大道は不思議な写真家だ。美人を撮るのでもなければ、美しい景色を美しく撮るということもなく、いったい何が映っているのかよくわからないものすら珍しくない。そうして、「アレ・ブレ・ボケ」と評される写真を世に送り続けてきた。この…
著:イ・イクフン 同じシリーズのPart5&Part6対策編が良かったので、こちらも購入した。こちらは、Part7だけを対象に絞っている。そして、かなりの量がある。少なくとも、量をこなすという点では、文句がない。通常の読解問題だけではなく、強化ポイントに…
著:イ・イクフン リーディング解答力の2冊が見事だったので、結局こちらも買ってやってみた。結論としては、このリスニング解答力もなかなか有意義な内容だった。 各パート別に傾向をきちんと分析した上でうまく整理してあるので、何のためにこれを学習する…
著:田島慶三 「しかし、ある化学分野が縮小しても、化学会社が一緒になくなっているわけではありません。化学会社は蓄積した力に、新たな科学技術を積み重ねて新しいニーズに対応した化学工業分野を生み出してきたのです。それが、日本の化学産業を支えてき…
著:仲町 啓子 尾形光琳(1658-1716)の生涯を代表作の解説とともに紹介した本。オールカラーでムック本サイズ。ページ数は少ないが、ビジュアル的にわかりやすい構成になっている。 代表作である「燕子花図屏風」や「高白梅図屏風」はもちろん、狩野派の影響…
著:米澤 穂信 短編集。山本周五郎賞受賞。6つの作品が収められている。夜警、死人病、柘榴、万灯、関守、そして満願。 6つの作品はそれぞれ個性も登場人物も設定も違うが、いずれも粒ぞろい。あまりの展開に、読みながら言葉を失い、鳥肌が立った。確かに…
著:アネット モルドヴァ、監修:丸山 健太郎 コーヒーの本。オールカラーで図解や写真が豊富。イギリスのものを翻訳して出版されている。日本で企画されたコーヒーについての本は、豆の種類や扱い方、主要産地、淹れ方、器具やカップ、お店紹介というような…
著:世界文化社 紅茶の本。少し小さめの新書サイズ。オールカラーで写真が豊富。農園や加工現場、様々な種類の紅茶の紹介が行われている。紅茶の味を決めるのは、気候条件、環境、土壌、季節、摘み取り方、萎凋、そして発酵。春の新茶はグルナッシュと呼ばれ…
著:上村 佳孝 「メスがペニスを持つ昆虫の研究」の業績により、2017年の「イグノーベル賞」の共同受賞に輝いた学者が、昆虫の交尾研究について熱く語った本。著者が「イグノーベル賞」に選ばれたのはこの本が出版された後なので、それについては書かれてい…
.著:鈴木 陽一 英語学習者のうち、かなりの人が、一度はこの教材を通過しているのではないだろうか。ロングセラーの教材である。基本的な語彙を詰め込んだ例文がずらりと並ぶ。例文は「米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成」とある。ひとつ…
著:沓名 亮典 Linuxのおさらい用に本屋で買って、ざっと読んだ。手に取ってぱらぱら見た時には、とても読みやすそうに思たからだ。 実際、Linuxの基礎知識、シェルとシェルスクリプト、カーネル、標準入力・標準出力・標準エラー出力、ファイルシステム、ユ…
著:ジャン・フェクサス、訳:大塚宏子 つくづく、世の中にはいろんな本があるものだと思う。なんと、「尻たたき」の歴史である。しかも、「図説」。全編白黒なのが残念であるものの、様々な尻叩きの絵がたくさん掲載されている。著者はフランスの弁護士。 …
著:鈴木 潔 アール・ヌーボからアール・デコの時代に活躍したフランスの工芸家、ルネ・ラリック(1860-1945)についての初心者向けの解説本。オールカラーで、印刷は良好。本書では、まず、造形面での特徴として、以下の4つを挙げている。1. 不自然さを感…
編集:エコハ出版、著:鈴木 克也 海藻についての本。厳密な専門書というよりも、昆布、のり、てんぐさ、ワカメ、ひじき、モズクといったものを取り上げて簡単に紹介しながら、その産業に従事する関係者のインタビューを加えたものである。 日本は島国であり…
著:中村 行宏、四柳 勝利、田篭 照博、黒澤 元博、林 憲明、佐々木 伸彦、矢野 淳、伊藤 剛 インターネットの世界には様々なセキュリティリスクが存在する。コンピュータウィルス、フィッシング詐欺、Webサイトの改ざん、ランサムウェア、クロスサイトスク…
著:下川耿史 日本人と混浴の関係について調べた本である。混浴の歴史は長い。日本の入浴の歴史における変化は、混浴からの派生であるといってもよいという。 江戸末期に日本に来た外人に好奇の目で見られたことなどから、幕府やその後の明治政府は混浴を禁…