密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

哲学・心理・自己啓発

具体的なポイントが書かれている。「たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術」

著:ジョシュ カウフマン、訳:土方 奈美 超速スキル獲得法を説いている本。著者によると、獲得したいスキルに対して戦略的に取り組むには、以下のような4つのステップを踏むと良い。 分解:スキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解する 学習:個々の…

自覚!自信!自己主張!「ツカむ! 話術 (角川oneテーマ21) (新書)」

著:パトリック・ハーラン 話術についての本。著者によれば、話す力は生まれつきのものではないという。そして、アメリカでは小さい時から、人の話を聞いてそれにさっと反応することや、自分自身の考えをはっきり言うことを徹底的に教え込まれるという。 特…

ネガティブ・パワー炸裂。『絶望名人カフカの人生論』(2018年新潮文庫の100冊)

著:フランツ カフカ、訳:頭木 弘樹 カフカが残した言葉を集めて、解説をつけて編集した本。自己啓発本が根強く流行る世の中で、なんともネガティブだらけの後ろ向きなメッセージの数々が新鮮に響いてくる。 「将来に向かって歩くことは、ぼくにはできませ…

ビジネスモデルキャンバスを使った新規ビジネス創出のフレームワークと手法をビジュアルに解説。『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』

著:アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール、訳:小山 龍介 ビジネスモデルの青写真作成の過程を、ビジュアルで直感的でわかりやすい形でフレームワーク化した本。オールカラー。横長で、中身のページデザインも洗練されている。そして、見やすく…

優れたリーダーになるのが難しいのは、私たちが、社会に適合することを優先して育てられてきたから。まず自分を育て、学習し、表現できる能力を身につけることが他人を引っ張る能力につながってゆく。ベニスの名著、「リーダーになる」(改訂版)

著:ウォレン・ベニス、訳:伊東奈美子 「リーダーシップの本質は、自由で豊かな自己表現にある」 「リーダーになるプロセスは、調和のとれた人間になるプロセスとほとんど変わらない」 正直、いい年齢のおじさんには、ちょと手に取るのが恥ずかしくなるよう…

怪しいけれど役に立つ? 「なぜ、占い師は信用されるのか? 」(コールドリーディングのすべて )

著:石井 裕之 コールドリーディングの本です。 占い師が普通に使うテクニックを解説しています。 こう書くと、とっても怪しそうに見えますが、実際にちょっと怪しい書きぶりの本です。ただ、読んでいて、結構納得してしまうのも事実。 人間心理に基づき、営…

時間を効率的に使うこと、ゴールに最短でたどりつくことこそ、人生の成功の鍵!「レバレッジ時間術」―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

著:本田 直之 「なくした1000万円はいくらでも取り返せますが、今ここでムダに過ごしてしまった1時間は、二度と取り返すことができません。時間を効率的に使うこと、ゴールに最短でたどりつくことこそ、すべての成功の鍵となるのです」「重要なのは、…

世界に通用する本当の交渉力とは?「交渉プロフェッショナル 国際調停の修羅場から」

著:島田 久仁彦 「さまざまな合意のなかでも、結局長続きするのは、当事者同士が納得している合意だけです。いくら力で押さえつけても、その下に不満がくすぶっていれば、争いはいつか必ず再燃します。どんな交渉でも、表面の勝ちばかりを追っていると、そ…

それってセクハラ?なんでもセクハラにされかねない時代の指南書。「部長、その恋愛はセクハラです! 」

著:牟田 和恵 数年前に出版された本だが、上級官僚や地方の政治家まで次々セクハラ辞任に追い込まれている昨今のニュースを照らし合わせてみるにつけ、この本で説いている内容の重要性はむしろ増しているように思われる。タイトルはウリを狙ったようなノリ…

目指すは「ウィン・ウィン」。もっとも重要な三大要素とされているのは、「情報」「時間」「力」。『FBIアカデミーで教える心理交渉術 』

著:ハーブ・コーエン、川勝 久 交渉術の本である。1980年にアメリカで出版され160万部売れたという"You Can Negotiate Anything"の邦訳版。1981年と2008年に邦訳版が出ており、これは2015年1月に刊行された文庫版のレビューとなる。 著者はハーバード大学や…

人間の本質を見抜く鋭い洞察力。マキャベリの名著。「君主論」

著:ニッコロ・マキアヴェリ、訳:池田 廉 世界史を勉強したことのある人なら、名前くらいは知っているだろう。約500年前に書かれながら、カトリック教会の怒りを買い、一時禁書として扱われ、19世紀にようやくまともに読まれるようになってきた歴史的な著書…

一流の老人

著:山﨑 武也 老人になってどうあるべきかということを、エッセイ風に書いた本。活字は大きめで、行間も広めで、あっさり読める。次のようなこのようなことが書かれてある。 年寄は若い人に比べむすぼらしく見えがちなので、きちんと清潔にして身だしなみに…

雑談力が上がる話し方――30秒でうちとける会話のルール

著:齋藤 孝 雑談への苦手意識を克服するコツをまとめた本。上手な話し方とか、コミュニケーション力についての本はあるが、この本は「雑談」に的を絞っているところが特徴的。 雑談上手は話し上手とは違う。なぜなら、雑談は雑談自体が目的であり、落ちは要…

マンガでわかる! 誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方

著:野口 敏、 イラスト:maki、 シナリオ:酒井だんごむし シリーズ累計で100万部以上売れたという、「会話がとぎれない話し方」を、マンガにした本。やさしく、わかりやすく書かれてあり、あっという間に読める。以下のような内容が、ストーリ仕立ての…

哲学の最新キーワードを読む 「私」と社会をつなぐ知

著:小川 仁志 現代における脱理性主義の多項的知として、以下の4つの知を俯瞰することで、どのような「公共哲学」が構築されるのかを、現代の哲学に関する理論や意見を紹介しながら論じた本である。 感情の知:ポピュリズム・再魔術化・アートパワー モノの…

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

著:岸見 一郎 フロイト、ユングと並ぶ心理学の巨頭でありながら今まで日本ではそれほど有名ではなかった、アルフレッド・アドラー(1870-1937)の「アドラー心理学」について解説した本である。平易な言葉を選んで書かれているものの、中身は大変しっかりして…

マッキンゼーが教える科学的リーダーシップ――リーダーのもっとも重要な道具とは何か

著:クラウディオ・フェサー、訳:吉良直人 「端的に言えば、どういった感情も、良いとか悪いという判断はできない。どの感情も特定の目的に合致したものであり、通常の社会的、人間的機能を果たす上で必須のものである」 インスピレーションを与えるリーダ…

「美女と野獣」の野獣になる方法

著:水野 敬也 どうしても気になって仕方ない本だったので、読みました。時々ちょっとムッとするくらい、なれなれしい文体です。でも、大げさな表現でユーモアを効かせてあって、かなり笑える。で、ふざけているようで、結構マジです。「うわっつらKindness…

精神力とか決心とか罪悪感は頼りにならない。『スタンフォードの自分を変える教室』

著:ケリー・マクゴニガル、訳:神崎 朗子 「しっかりと自分をコントロールできる人は、自分と戦ったりはしません。自分のなかでせめぎ合うさまざまな自己の存在を受け入れ、うまく折り合いをつけているのです。自己コントロールを強化するための秘訣がある…

マンガ並記なので読みやすい。100万部突破の「漫画 君たちはどう生きるか」を、印象的な言葉から紹介。

ベストセラーになっている、「漫画 君たちはどう生きるか」を読んだレビューです。