特集は、「すごいベンチャー100」である。毎年恒例化している特集だが、顔触れは毎回違う。
取り上げられている企業は、巨額調達、ユニコーン、大学発、広告・マーケティング、業務支援、人事、住まい・暮らし、小売り・飲食、フリマ・通販、物流、デバイス、データ・セキュリティ、医療・介護、行政、金融という分野に分けられており、以下のような顔触れになる。
・VPP:再生エネルギー
・APB:次世代型リチウムイオン電池
・ベルフェイス:営業特化型ウェッブ会議システム
・エレファンティック:プリント基板の独自製造
・サイカ:テレビ、ネットの広告分析
・Wovn Technologies:ウェッブサイトやアプリの多言語化
・RABO:首輪で猫の行動を24時間見守り
・クラスター:VR空間のイベントにアバターに扮した人々が集う
・AIメディカル:内視鏡の画像診断を支援
・リーズンホワイ;セカンドオピニオンをネットで提供
・ファミワン:妊活を専門家がサポート
・TORANOTECC:買い物のおつりを投資に
今年はVCの投資対象の企業が絞り込まれる傾向がある。その一方、人気のあるスタートアップにはいろいろなところから資金が集中する傾向があるという。
今年は新型コロナの流行で旅行・宿泊・飲食関連が苦境に陥っていてその辺の産業に関連するスタートアップの話もある。
他には、コロナ禍のANAとJAL、三菱自動車の苦悩、イギリスの製薬会社と組んだ第一三共の戦略、ウイズコロナの中国といった記事がある。
雑誌、東洋経済新報社、2020/8/17