監修:大塚 初重
日本には20万とも25万ともいわれる古墳があるそうだが、百舌鳥・古市古墳群をはじめとした日本の代表的な古墳とその歴史について一般向けに解説した本。143ページ中110ページまでがカラー印刷。
古墳とはどういうもので、どのような種類があり、全国各地の代表的なものとしてはこのような古墳があるといった紹介、古墳が作られた時代の説明といった内容である。
今城塚古墳。藤ノ木古墳。埼玉古墳群。高松塚古墳・キトラ古墳、西都原古墳群。虎塚古墳のように、内部に赤い装飾が施されているものもある。
率直に言って、それほど深い内容の本ではない。ただ、世界遺産で盛り上がっているが、実物は、巨大古墳は近くに行ってみてもよくわからない。なので、このようなガイドは意味があるとはいえる。同様な本はいくつか出ており、可もなく不可もなく、といった内容である。古墳研究で有名な学者が監修者として名を連ねている。
単行本、143ページ、宝島社、2019/7/1