編:モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、 監修:岡崎正一
「IoTシステム技術検定」というのがあり、その基礎編に対応したテキストである。特にその検定を受ける予定は無いのだが、この本は検定対策向けということで、結果として、IoT全般の技術動向について偏りなくまとめられていて良いと思ったので買った。
よって、特にIoTシステム技術検定を受ける予定がない人であっても、IoTについて必要な基礎知識についてまんべんなく学びたいという目的に適したものになっている。大きな章立てとしては、以下の通りである。
1章 IoTの概要を知る
2章 IoTデバイスを理解する
3章 IoTにおける通信方式を知る
4章 モバイル環境とその活用を知る
5章 IoTでデータを活用する
6章 プロトタイピングを知る
7章 情報セキュリティを知る
8章 IoTのエコシステムを知る
様々なセンサー類。スマートデバイス。IoTとAIとビッグデータとの関係。通信方式。電波特性。データの活用分析と機械学習。プロトタイピングの意義と目的。セキュリティ。エコシステム。
基礎編なのでそれほど深いものではないが、IoTに関する基礎的な概念についていえば、かなり幅広く網羅性が高い。図解も豊富である。あくまでも教科書的な位置づけのテキストなので、面白いというようなことはないが、とても良い。
単行本、ソフトカバー、224ページ、インプレス、2017/10/4
IoT技術テキスト 基礎編 [MCPC IoTシステム技術検定基礎対応]公式ガイド
- 作者: モバイルコンピューティング推進コンソーシアム岡崎正一
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2017/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)