密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

安くて旨い! ワイン図鑑 (ワールド・ムック1003)

ワインの紹介本はたくさんあるのですが、この本で紹介しているワインは、タイトル通り、「安くて」「旨い」です。カタログ的な内容が中心で、オールカラー。3000円以下のワイン限定、というのが、庶民には嬉しいです。この本自体も、庶民的な価格です。 お手…

日本まんじゅう紀行

著:弟子 吉治郎 全国のまんじゅうの逸品を紹介した本。ただし、まんじゅうの定義はこの本ではあまり厳密ではなく、どら焼きや羊羹なども含まれている。著者は米原のまんじゅう屋の出身なのだという。後半にはエッセイもいくつか掲載されている。いくつかの…

世界のサンドイッチ図鑑: 意外な組み合わせが楽しいご当地レシピ355

著:佐藤 政人 タイトル通りの本。世界のサンドイッチがすべて写真付きでたっぷり紹介されている。全部で355種類。この本の厚さも、ちょっとしたサンドイッチ並みである。 本書でのサンドイッチの定義は「パンもしくはパンに相当するもの(パン生地、パイ、…

みんなの機内食 天空のレストランへようこそ!

著:機内食ドットコム 日本、東アジア、東南アジア、南アジア、ヨーロッパ、北米、南米、オセアニア。「機内食ドットコム」に寄せられた世界の航空会社の機内食の情報を、写真中心に紹介した本。個性的な機内食の写真が次々登場する。 ファーストクラス、ビ…

本当においしい牛肉とは何か。等級制度からは見えない真実。『炎の牛肉教室』

著:山本 謙治 例えば、その牛肉がA5等級だったらおいしいか、というとそのようなことは無いという。著者は、牛肉の味は次のような公式によって決まると主張している。 (牛の品種 X 餌 X 育て方)X 熟成 = 牛の肉の味 掛け算なのだから、()は要らないの…

ワインが語るフランスの歴史

著:山本 博 フランスの歴史とそのワインについて語っている本。著者は世界ソムリエ・コンクールの日本代表審査員や日本輸入ワイン協会会長を務めている。ワイン好きが高じてこのような本を書いたようだ。 36の章に分かれている。フランスとワインは深い関係…

ポタージュ 野菜たっぷり家族のスープ

著:HORO Kitche タイトル通り、いろいろな野菜の特徴を生かしたポタージュのレシピを掲載した本です。白色、黄色、赤色、茶色、緑色と、ポタージュの色ごとに章を分ける構成になっています。また。最初の部分には、基本のだしのつくり方、応用・鶏のブイヨ…

よくぞこんなものを食べたな、と感心する体当たり試食旅行記。「喰ったらヤバいいきもの」

著:平坂 寛 よくぞまあ、こんなものを、と思う生き物の捕獲と試食に挑戦した記録をまとめた本である。著者は生物ライター。 ひとつ目はオオカミウオ。グロい。でかい。ただ、兜煮にすると、ファミチキのような味。イグアナも巨大でグロく、捕まえるときに鋭…

ハンディ版 知っておいしい 肉事典

編:実業之日本社 タイトル通りの本です。もともと、「肉辞典」という本があり、それを小型版にしたもののようです。 第6章の「日本の肉事情」という部分を除き、オールカラー。部位別の肉の写真がいっぱいです。牛肉、豚肉、鶏肉は手厚く書かれており、羊肉…

トリュフの歴史 (「食」の図書館)

グルメの食材として名高いトリュフはかつては「蛮族の食べ物」とされたものでした。そうしたトリュフの歴史を扱った本のレビューです。