密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

VR for BUSINESS ─ 売り方、人の育て方、伝え方の常識が変わる(できるビジネス)

著:株式会社アマナVRチーム ちょっと前の本なので、Amazonの中古商品で安めに買った。Virtual Realityについての本。すべて白黒印刷なのが残念だが、VRゴーグルなどの写真は適時入っている。 VRに対する見方は、体験した人とそうでない人で大きく変わるとい…

薄い本だが、オタクなテーマで面白い。「江戸時代のお触れ 」(日本史リブレット)

著:藤井 讓治 インターネットもテレビも新聞も無い時代に、幕府の政策を広く伝える手段であった江戸時代のお触れについて解説した本。実際のお触れの文書の写真や、高札の写真が時々載っている。著者は日本近世史を専門とする大学名誉教授。 金銀改鋳。火事…

「しょぼい起業で生きていく」のは、確かに起業のハードルは低いかもしれないが、それで生きていくのはそう簡単ではないかも

著:えらいてんちょう しょぼくたって、人は生きていけます。何も悲観することはありません。よく生きづらい社会だと言われますが、うまく使えば、社会はあなたに牙をむいてくることはありません。生きていくための固定費を減らしましょう。自分のできるアル…

知性の限界――不可測性・不確実性・不可知性 (講談社現代新書)

著:高橋 昌一郎 同じ著者の「理性の限界」が大変面白かったので、こちらも読んだ。やはりこっちも大変良かった。 本書で扱われているのは、「言語の限界」「予測の限界」「思考の限界」の3つの限界である。哲学的な内容だが、科学についても書かれている。…

図解でわかるアジャイル・プロジェクトマネジメント (SCC Books 389)

IT

著:鈴木 安而 アジャイル開発でプロジェクトマネジメントというのが気になって手に取った。著者は日本IBMなどで働いていた経験がある。 アジャイルでプロジェクトマネジメントがどう変わるか、プロジェクト手法の大まかな種類の解説、アジャイルのプロジェ…

バーチャルリアリティ(Virtual Reality)についてやさしくまじめに解説した本。「トコトンやさしいVRの本 (今日からモノ知りシリーズ)」

監修:廣瀬 通孝、編集:東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター VR(Virtual Reality)の本。初心者向けの入門書。テーマごとに見開きで、右ページが解説、左ページが図解という構成で、やさしく書かれてある。 現代のVR技術が開花するまでどのような…

一生使えるプレゼン上手の資料作成入門 一生使えるシリーズ

著:岸 啓介 ビジネスマン向けに、プレゼン用の資料作りの基本について解説した本。この本自体も、とても見やすく、わかりやすく構成されている。本書で伝えている主要なポイントは以下の7つになる。 メッセージを考える 相手のメリットを考える ストーリー…

在庫は企業にとって、コレステロールのようなもの。図解入門ビジネス 最新在庫管理の基本と仕組みがよ~くわかる本[第3版] (How-nual図解入門ビジネス)

著:湯浅和夫、内田明美子、芝田稔子 著者によると、会社にとって「在庫はコレステロールのようなもの」だという。在庫は適正に管理すべきであって、不良在庫が多発するのは避けなければならない。 在庫管理についての本。これが第3版。昨今の物流を担う運送…

日経マネー 2019年7月号

久しぶりに買ってみた。日経マネーの今年の7月号である。巻頭特集は、「億万投資家に学ぶ日本株の必勝セオリー」である。 投資のスタイルは人によって違いがあるので、成長株投資、割安株投資、長期投資、配当株投資の4つに分けて有名な理論と実践している…

マンガでわかる15年勝ち続ける 億超え投資家の株の基本

著:立野新治、黒城ろこ、サイドランチ 2005年に株を始め、失敗の中でいろいろ学び、その後市場全体が盛り上がっていく中で億越えを達成した経験を、漫画の主人公に反映させて説明した本。適時、文章解説が入っている。 2005年以降、ライブドアショック、リ…

OODA LOOPとは何か?PDCAとは何がどう違うのか?「OODA LOOP(ウーダループ)―次世代の最強組織に進化する意思決定スキル」

著:チェット リチャーズ、翻訳:原田 勉 OODAとは、1990年代に、従来の「国対国」の戦争理論だけでは解決できないテロ組織との闘いなどに対応するためアメリカ軍で生まれた理論である。 ただし、この理論に共通するものは、孫氏の兵法、宮本武蔵、第二次世…

ウルトラ図解 関節リウマチ: 病気を進行させない早期対応と治療の最新知識

監修:宮坂 信之 関節リウマチは、関節包の内部にある滑膜で免疫細胞が間接組織を破壊することで発生する。ただ、初期の段階では、間接の変形はいきなり現れるわけではなく、こわばりや関節のはれが起き、倦怠感や微熱がある。 関節炎の痛みや腫れは、複数の…

ボストン・レッドソックスでワールドシリーズ胴上げ投手になった直後のシーズンオフに上原浩治投手が出した本。「不変」

著:上原浩治 「いろんな試練を乗り越えた今、マウンドで投げることがとにかく楽しい。野球ができなければ面白くない。投げられなければ、楽しくない。そういう意味でも、ケガなく故障者リストにも入らず投げられた2013年のシーズンは本当に楽しかった。ピッ…

元号と日本人

著:プレジデント書籍編集部、監修:宮瀧交二 改元のタイミングでいくつか登場した元号に関する本のうちの一冊。最初に、元号とはという説明があり、その後は日本の歴史を元号ごとにたどった内容になっている。 令和が決まる前に書かれていて、年号の決定方…

理性の限界

著:高橋 昌一郎 とても面白い本である。時々頭をフル回転させながら読んだ。本書では以下の3つの限界という視点から、理性の限界に迫っている。 ・選択の限界(社会科学の限界):アロウの不可能性原理・科学の限界(自然科学の限界):ハイゼンベルクの不…