密林の図書室

日々読んでいる本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考え、このブログを立ち上げました。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

宗教

神社崩壊 (新潮新書)

著:島田裕巳 2017年12月に東京八幡宮で元宮司が現職の宮司を殺害した事件が発生した東京八幡宮は様々なところから寄付等が入っており大変豊かな神社だった。しかし、世の中の神社の多くは2016年に神社本庁総合研究所が公表した資料によると、アンケートで明…

西洋絵画を楽しむなら知っておきたい。ビジュアル解説でわかりやすい、「鑑賞のためのキリスト教美術事典」

著:早坂 優子 西洋絵画はキリスト教の題材に基づいて描かれているものが多くある。つまり、画家の意図を正確に理解するには、絵画技法の知識だけでなく、キリスト教に関する知識が欠かせない。本書は、そのような視点からまとめられた本である。 絵画作品に…

江戸時代のキリシタン弾圧と神の沈黙。海外で映画化された遠藤周作の代表作。『沈黙』

著:遠藤 周作 遠藤周作の代表的な長編小説のひとつ。映画になり、一時話題になったので、読んでみた。徳川家光の時代に長崎に潜入したポルトガルの宣教師が主人公である。当時の厳しいキリシタン弾圧の様子が何度も出てくるため、映画はアメリカではR指定さ…

巨大仏巡礼

著:クロスケ 大仏とは、お釈迦様の身長といわれる一尺六寸が基準となっており、それより大きいもの、身長にして4.82m以上、座った状態だと2.41m以上の仏像の総称だという。大仏ハンターを自認する著者が訪問しただけでもこの定義に当てはまる大仏は全国に40…

図説 イスラム教の歴史 (ふくろうの本)

著:菊地達也、大渕久志、矢口直英、平野貴大、相樂悠太、堀井聡江、西野正巳 この本の「はじめに」に書かれているように、イスラム教は世俗に屈して形式や精神だけが中心になってしまった宗教ではない。今なお状況に応じて変化して「生き続けている」宗教で…

豊富なカラー写真で東京・神奈川・千葉・埼玉の教会の魅力を伝える。「東京の名教会さんぽ」

著:鈴木 元彦 正教会、カトリック、プロテスタント。東京の教会を紹介した本。神奈川、千葉、埼玉の教会も含まれている。ムック本サイズで、オールカラー。写真中心の構成となっているため、なかなか見ごたえがある。 紹介されている教会の数は全部で71。す…

宗教国家アメリカのふしぎな論理

森本 あんり アメリカはキリスト教、特にプロテスタントの大国である。ただし、日本で仏教が日本独自の発展を遂げたように、アメリカのキリスト教も「土着化」し、ヨーロッパとは異なる独自の発展を遂げた。 政教分離は、日本では政治から宗教の影響を排除す…