密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-08-10から1日間の記事一覧

神社崩壊 (新潮新書)

著:島田裕巳 2017年12月に東京八幡宮で元宮司が現職の宮司を殺害した事件が発生した東京八幡宮は様々なところから寄付等が入っており大変豊かな神社だった。しかし、世の中の神社の多くは2016年に神社本庁総合研究所が公表した資料によると、アンケートで明…

特攻の記録―「十死零生」非情の作戦 (光人社NF文庫)

編集:「丸」編集部 「彼らは、だれ一人として、泣かなかった。泣いたのは見送る私たちだった」。 特攻の記録である。 犬死とか、成功率が低かったとか、 特攻隊をしたり顔で非難する人たちは終戦当時からいる。 しかし、そんな人達は、一番重要なことがわか…

西の魔女が死んだ (新潮文庫)(2018年新潮文庫の100冊)

著:梨木 香歩 この本はタイトルがうまい。 「わたしのおばあさんが死んだ」だったら、たいして売れなかっただろう。 全体としては、小学生の女の子の心の成長をする過程描いた作品。 本物の魔女が出てくるわけではなく、おばあちゃんが、重要なポイントにな…