監修:三浦 正幸
天守閣が現存している城はいくつかある。かろうじて門など建物の一部が残っている城もある。一部であれば石垣だけが残されている城はけして少なくない。しかし、すべての城郭が残っている城は無い。多くの建物は明治時代に廃墟になり、取り壊され、風呂屋の薪になった。名古屋城や広島城は第二次世界大戦のときに焼け落ちた。姫路城ですら、往時の数パーセントしか残っていないという。
もうかつての姿をみることができない日本の城。広い城郭の全体像を含め、その中のいくつかをCGで再現したのがこの本である。現在の写真、残されたかつての絵図、明治初期の写真を手掛かりに、日本の城の美しい姿がよみがえる。次のような城のCGが掲載されている。
萩城(山口県)
高松城(香川県)
福岡城(福岡県)
津山城(岡山県)
高取城(奈良県)
彦根城(滋賀県)
篠山城(兵庫県)
大和郡山城(奈良県)
江戸城)東京都)
名古屋城(愛知県)
会津若松城(福島県)
金沢城(石川県)
小田原城(神奈川県)
竹田城(兵庫県)
姫路城(兵庫県)
大阪城(大阪府)
広島城(広島県)
岡城(大分県)
福井城(福井県)
岩村城(岐阜県)
高田城(新潟県)
米子城(鳥取県)
肥後名護屋城(佐賀県)
佐倉城(千葉県)
府内城(大分県)
オールカラーでムック本サイズ。かつて日本のあちこちに存在した巨大城郭をリアルに楽しめる。
単行本、172ページ、山川出版社、2019/1/8
- 価格: 1980 円
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