著:石原 真弓
英語日記用の本はいくつか出ているが、本屋さんで過去にいろいろ比較してみた限り、これが最強ではないかと考える。けして、大げさではない。
まず分量。表現数が13,000。ページ数も735ページもある。たっぷりとした量である。
分量だけでなく、質的にもバリエーションが豊富である。例えば、楽しい人だとか、魅力的な人だというような人の性格表現だけで120文以上あった。気持ちの表現も400近い。これだけあれば、かなり足りる。
「除雪車が通った後の雪のかたまりを片付けた」「税金の無駄遣いだけはやめてほしい」「なんばグランド花月に、吉本新喜劇を見に行った」「ワンピースを一気に15巻まで読んだ」「たまにはナンパされたい」「ゴミ出しのルールを守らない人がいる」「実習での反省点をしっかり書き留めておこう」「緊急地震速報が流れると怖くなる」と、きめ細かい表現例もいろいろ載っている。
また、要点がよくまとまっており、英語日記だけでなく、日常会話においてもそのまま応用できそうなものも多い。
しかも、盛りだくさんの内容なのに、意外に見やすく構成されている。おススメである。
ちなみに、全体の章立ては以下の通りだが、全体の約5/7が第4章となっている。
1章 英語日記に役立つ文法
2章 英語日記でよく使う構文
3章 間違えやすいポイント
4章 英語日記フレーズ集
単行本、735ページ、学研教育出版、2012/8/1