著:大西泰斗、ポール・マクベイ
時の表現など一部の内容が「ハートで感じる英文法」シリーズと重なっていたので、どうしようか少し躊躇したが、読み終えて結果的に買って良かったなと思った。著者のイメージ関連本のいわばダイジェスト版と最初に書いてある通り、要点がコンパクトにまとまっていて読みやすい。
本書で取り上げられているような、日常で頻繁に使用される基本的な単語を知識だけで駆使するのは厳しい。どうしても、ある程度は反射的に使えるようにしておく必要がある。「イメージ」で覚えるという狙いは、その点では正しいアプローチだと思われる。
相変わらず、非常にわかりやすく書いてある。「なるほど」と思うところが随所にある。そのナットク感が感覚に訴えてくる。その上、読者の英語に対する好奇心を最後まで切らさない。それらの点で、良い本だといえる。また、少し小ぶりなので、通勤電車の中でも読みやすかった。
単行本、256ページ、青灯社、2008/10/4