著:富岡 龍明、ロバート・ノリス
英文ライティングの本。文法的な誤りはないし、とりあえず意味も通じるけれど、英語としてちぐはぐな印象を受けたり、より自然な構文を取ることができるものを集めて100のポイントに分けて解説している。大きくは、以下の4つの章になっている。
1.日本語が感じられる英文
2.かたい表現vsやわらかい表現
3.簡潔で無駄のない表現
4.語句や文の自然な配列
それぞれのポイントは、例文、コメント、例題という構成で示されている。日本人が普通に選択してしまいそうな形式の英文が目に付く。ネイティブ・スピーカの校正もきちんと行われている。特に例題が良い。薄い本だが、見た目以上になかなか勉強になった。
単行本、182ページ、研究社、2006/9/15