密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

京都桜めぐり、水辺歩き

著:水野 克比古

 長年京都を撮影している写真家が、写真を交えながら古都に寄り添う花や木々や水辺の名所を取り上げて半分エッセイ風に紹介している本。春から夏が対象になっている。

 城南宮の枝垂梅。霊鑑寺の京椿。枝垂桜。西陣の桜散歩。乙訓寺の牡丹。名所の多い藤の花。裏通りと路地。北嵯峨の花菖蒲。三室戸寺の紫陽花。三千院の往生極楽院南西側一面の苔。直立する北山杉。雨の広沢池の幽玄。鴨川沿いの夜景。坪庭の美。大蓮寺の蓮。京の夏を代表する百日紅。洛北の渓流。

 巻末には著者おすすめ散歩コースが春から夏の間の時期ごとに細かく分けて掲載されている。

 

単行本、127ページ、小学館、2016/3/9

 

京都桜めぐり、水辺歩き

京都桜めぐり、水辺歩き