密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。

著:小原 聖誉

 

モバイル向けの起業で成功した経験のある著者が、「凡人」が起業して成功する方法について、自らの体験に基づいて語った本。以下のようなことが書かれている。

 

  • 好きなことを仕事にするより、負けないことをやる。
  • 凡人起業で大切なことは、いかに失敗しないか。
  • 拡大・成長しそうな市場で先行者になる。
  • 勝てる市場より、負けない市場を選ぶ。
  • 準備を周到にし、とにかく失敗しないようにする。
  • 情報収集が大切。
  • 自分のことを信用せず、失敗確率を落とす仕組みをつくる。
  • 会社はお金が回らなくなったらゲームセット。お金が回るようにする。
  • どうせやるなら、新しい市場に向けてコツコツやる。
  • 情報発信することそのものが事業につながる。
  • うまくいくようになってはじめて、資金調達を考える。
  • 自分が発揮できる価値を、幅広い人に提供してゆく。
  • フェイスブックを仕事場ととらえる。
  • 毎日継続できる、レベルの低いことをする。
  • 広報に取り上げられる工夫をする。
  • 少ないチャンスで真剣に提案する。
  • ニッチでもナンバーワンといえる領域をつくる。
  • その市場のプロになるため、情報発信をする。
  • 経験が活き、事業が成長するストーリーを描く。

 

後半では、著者以外の例として、3人の方の起業経験談が掲載されている。

  • TwitterやFacebookのようなSNSをフル活用して記事を発信することでつながりができた。
  • 応援してくれる人を見つける。
  • 妻から、今より稼げるならいいと言われて、最初から稼ぐつもりで起業したのがよかった。
  • Google Alertでひっかかったものを要約してブログでアウトプットすることからはじめた。
  • カオスマップを作ったら反応が良かった。
  • 弱い中でどう強く見せるか、どう強くなってゆくか。
  • たくさんの起業家の話を聞く。
  • 創業者自身とやろうとしていることの整合性がとれていること。
  • 退職時の人間関係を生かす。

 

一般的にみてはたしてこの著者がどこまで凡人といえるかどうかはわからないが、参考になるところはいろいろある。

 

単行本、224ページ、CCCメディアハウス、2019/3/20

凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。

凡人起業 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。

  • 作者:小原 聖誉
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)