密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

オールカラーで、まとまりがよく、PowerPointなどの書式が無料でダウンロードして使える。「ビジネスフレームワーク図鑑」 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

著:株式会社アンド

 

 ビジネスモデルの本はいくつも買ってきたが、これは今まで手にした中で一番良い。

 

良い点1:オールカラー

 印刷の質が良く、オールカラーで、きれいで、とにかく見やすい。疲れない。

 

良い点2:まとまりが良い

 それぞれが、見開きで、ビジュアル化された「フレームワーク」、「基本情報」、「使い方」、「思考が加速する問い」の4つによって構成されている。特に、「思考が加速する問い」が意外に良い。フレームワークと説明だけなら、ふーん、で終わってしまうが、問いかけをしながら見ることで理解が深まる。

 

良い点3:ダウンロードできるファイルが良い

 この本は、フレームワーク集をネットからダウンロードして使えるサービスがおまけについている。これが地味に良い。フレームワークのフォーマットだけのものと、実際に例が記入されたものの大きく分けて2種類あるので、実戦で使いやすい。

 

良い点4:値段が高くない

 オールカラーで印刷の質もいいし、ダウンロードサービスもあることを考えると、この値段はけして高くない。値ごろ感がある。

 

 取り上げられているフレームワークは全部で70個あり、それが目的別に分けられた7つの章にまとめられている。以下がその一覧になる。

 

 
第1章 問題・課題を発見する
STEP1 問題をあぶり出す
01 As is/To be
02 6W2H
03 なぜなぜ分析
04 コントロール可能/不可能
STEP2 問題を整理する
05 ロジックツリー
06 課題設定シート
STEP3 優先順位の決定
07 緊急度/重要度マトリクス
08 意思決定マトリクス
コラム 他責と自責のどちらで考えるか

第2章 市場を分析する
STEP1 マクロ環境や自社について分析する
09 PEST分析
10 ファイブフォース分析
11 VRIO分析
12 SWOT分析
STEP2 顧客について分析する
13 パレート分析
14 RFM分析
15 ペルソナ
16 共感マップ
17 カスタマージャーニーマップ
STEP3 競合について分析する
18 4P分析
19 4P+誰に何を分析
20 バリューチェーン分析
21 コア・コンピタンス分析
コラム 定量・定性の違いをきちんと知っておこう

第3章 課題解決のためのアイデアを練る
STEP1 制限なくアイデアを発想する
22 ブレインライティング
23 マンダラート
24 形態分析法
25 シナリオグラフ
26 オズボーンのチェックリスト
STEP2 アイデアを形にしてみる
27 アイデアシート
28 ストーリーボード
STEP3 アイデアの評価と選択
29 プロコン表
30 SUCCESs
31 ペイオフマトリクス
コラム アイデア発想や評価の場面では「バイアス」に気を付けよう

第4章 戦略を立案する
STEP1 戦略の方向性を考える
32 プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
33 アンゾフの成長マトリクス
34 クロスSWOT
35 STP
36 ポジショニングマップ
STEP2 どのように実現するかを考える
37 ビジネスモデル・キャンバス
38 スキーム図
39 AIDMA
40 ガントチャート
41 組織図
STEP3 目標を設定する
42 ロードマップ
43 KPIツリー
44 AARRR
45 SMART
コラム バックキャスティングとフォアキャスティング

 


第5章 業務を改善する
STEP1 結果を振り返る
46 KPT
47 YWT
48 PDCA(チェックシート)
STEP 2 業務の状態を可視化する
49 業務棚卸シート
50 業務フロー図
51 PERT図
52 RACI
STEP3 改善策を考える
53 ムリ・ムダ・ムラ(ダラリの法則)
54 ECRS
55 業務改善提案シート
コラム 会議運営を担当する場合に押さえておきたいポイント

第6章 組織をマネジメントする
STEP1 目的を共有する
56 ミッション・ビジョン・バリュー
57 Will/Can/Must
58 Need/Wantマトリクス
STEP 2 メンバー間の関係性の質を高める
59 ジョハリの窓
60 認知/行動ループ
61 ウォント/コミットメント
62 PM理論
63 ステークホルダー分析
STEP3 メンバーのモチベーションを高める
64 動機付け・衛生理論
65 Will/Skillマトリクス
66 GROWモデル
コラム 会議を行う際はグランドルールを設定しておく

第7章 他者に伝える・共有する
STEP1 情報を伝える
67 商品企画書
68 イベント企画書
69 PREP
70 TAPS

 

 フレームワークは目的によって使い分けるものであるが、最適なフレームワークが探しやすく章立ての構成がされている。また、最後には「フレームワーク活用マップ」と「フレームワーク活用場面の一覧表」があり、よく整理されている。参考文献・Webサイトもきちんとまとめられている。

 

単行本、216ページ、翔泳社、2018/8/29

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

ビジネスフレームワーク図鑑 すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70