密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

丁寧なイラストによる解説。『オールカラー 徹底図解 日本の城』

著:香川 元太郎

 

 城の本。全国百名城というようなタイプの本ではなく、城の役割や地形との関連や構造について解説したものである。

 特徴としては、「徹底図解」とあるように、イラストレーターでもある著者が描き上げたイラストを豊富に掲載し、ビジュアル的に理解できるようにしてあることである。

 

 テーマごとに書かれてあり、おおむね、見開きで左ページが解説、右ページがイラストになっている。

 城とはそもそもどういうものか。本城・繋ぎの城・伝えの城・根城・境目の城の役割。土の城から石の城。縄張・普請・作事。曲輪。切岸・堀切・竪堀・横堀。虎口。城門・土橋・木橋。火の見櫓・月見櫓・鐘楼・太鼓櫓。天守閣。御殿。番所・厩。陣城・付城。攻撃と防御。

 

 それにしても、とても分かりやすく、精巧なイラストの数々である。縄張りや周囲も含め、当時の様子そっくりそのままで現代に残っている城なんて無いのだから、当時の様子をビジュアル的に理解するには、イラストの方が現代になって撮影された写真よりも適切だといえるかもしれない。そういう点で、城に関心がある人は手元に置いておく価値がある本だといえる。

 

単行本、207ページ、学研プラス、2018/12/11

オールカラー 徹底図解 日本の城

オールカラー 徹底図解 日本の城

  • 作者: 香川元太郎
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2018/12/11
  • メディア: 単行本