著:エリヤフ・ゴールドラット、ジェフ・コックス、監修:岸良 裕司、絵:蒼田 山
ベストセラーになった「ザ・ゴール」で説明されている、全体最適のマネージメントを行う制約理論(TOC:Theory of Constraint)をマンガにしたもの。
3ヶ月以内に改善できなければ閉鎖される工場を舞台としたストーリ仕立てになっているが、説明されている骨子は以下のようなものになる。
工場が生産的かどうかを見る指標
・スループット
・在庫
・業務費用
どの工場にもおきる2つの事象
・依存的事象
・統計的変動
5つの集中ステップ
・ステップ1 制約を見つける
・ステップ2 制約をどう徹底活用するかを決める
・ステップ3 他のすべてをステップ2の決定に従わせる
・ステップ4 制約の能力を高める
・ステップ5 ここまでのステップが解消したらステップ1に戻る
つながりとばらつきのあるシステムにはかならずどこかで制約があり、その制約に集中することで全体最適につなげる。継続的な改善を行い、ボトルネックを見つけてその能力を向上させ、スループットを増やす。
ストーリーはよくできている。ちょっと感動的にまとめてある。マンガなので、すぐ読めるし、要点もわかりやすい。
個人的に、そのうち読もうと思っているうちにずるずると月日が経っていた「ザ・ゴール」だったが、こうやってポイントが整理された読みやすいマンガ版が出てくれてよかったと思った。
単行本、224ページ、ダイヤモンド社、2014/12/5
ザ・ゴール コミック版 [ エリヤフ・M.ゴールドラット ]
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