密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

英語を必要とする会社へ転職するなら、事前にきちんと面接対策を。「新面接の英語」

著:有元 美津世

 

 外資系企業への転職の際に、参考のため購入した。タイトルの通りの本である。とにかく例が豊富。どういうことを質問されるか、あるいは言われそうか、ということとそれに対する回答例がたくさん載っている。例えば、以下のような感じである。

 

Tell me about yourself.

What are some of your strength?

What motivates you?

How do you get along with other people?

Have you ever had any failure?

What have you learned from your past jobs?

What do you know about our company?

How would you sell me this pen?

I’m not sure you’re suitable for the job.

 

また、対面だけでなく、電話やSlypeのようなネットでの面接についても想定されている。このため、回線や機器の調子が悪いときになんと言って確認するかという例もある。この辺の表現は面接に限らず使える。

 

I was expecting your call.

Could you give me a minute? I’d like to move to a quieter place.

Can you see me and hear me fine?

I can see you fine, but I can’t hear you.

Something is wrong with the audio/video.

Let me see if I can sharpen the image.

 

挨拶やお礼の提携表現もあるし、対面だけでなくメールでお礼や確認を行う例についても載っている。また、そもそも、面接にはどのようにしていどむべきか、こういうことはちゃんと聞いておきましょう、アピールしておきましょう、といったアドバイスもある。

 

MP3の音声が入ったCDが2枚付いている。分量的には申し分ないし、質的にもよく考えられている。個人的には、ここに書かれた表現は、挨拶や確認のための簡単な表現以外は使わなかった。しかし、参考にならならなかったかというとそうではない。いろんな質問とそれに対する回答例があるので、特に、「ああ、こういうことを聞かれたら、どう答えようか?」というシミュレーションには大いに役立った。

 

単行本、296ページ、ジャパンタイムズ、2016/5/31

 

(MP3音声&ワークシート付き)新 面接の英語

(MP3音声&ワークシート付き)新 面接の英語