密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

2018-10-09から1日間の記事一覧

海外では無名。出身地のドイツでも知られていない。どうしてそれが日本で?「バイエルの謎: 日本文化になった教則本」

著:安田 寛 本書にあるように、1990年代に批判を浴びるようになってから人気はもうひとつになってきたものの、かつて日本で最初にピアノを習うときの教則本といえば「バイエル」だった。 本書は、この教則本を生み出したバイエルとは誰なのか、それが日本で…

人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

著:三宅 陽一郎 ゲームにおけるAIの活用について述べた本。技術や人工知能理論というより、コンセプトレベルの話が中心である。よって、数式を用いた論理解説やプログラミングレベルの話は無い。その一方で、概念を図表や絵に表現したものがいろいろ入って…

トコトンやさしいSCMの本(第2版) (今日からモノ知りシリーズ)

著:鈴木 邦成 SCM(Supply Chain Management)の本。「トコトンやさしい」とあるように、本当に優しく書かれてある。社会人としての世間の一般常識が備わってさえいれば、それ以外の前提知識は不要、といえるくらい易しい。ABC会計と相性がよい、というような…