密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

意味をイメージして理解する。『目で見る英文法 前置詞ダイヤル』

著:晴山 陽一

 

 英語をイメージによって理解しようというコンセプトの本が最近増えているが、これもその一冊である。

  

 以下のような感じで、まず、前置詞ひとつにつき、時計のような右回りの回転でまとめた一枚の図がある。そして、それぞれ例文が複数掲載されて感覚的にそれぞれの前置詞が持つ意味を立体的に理解しやすいようにまとめられている。

 

  • in:空間(in Tokyo)、時間(in 2020)、状況(in a hurry)、心理(be interested in)、着用(in white)、単位(in dozens)
  • for:方向・探求(for Kyoto, call for help)、賛成・利益(I’m for)、理由・関連(for joy, young for her age)、範囲(for months)、主従・交換(easy for me, take A for B)
  • of:部分・所有(one of my friends)、材料(make of wood)、分離・期限(go out of the room)、説明・同格(a group of five)、関係(think of the future)
  • to:方向・到達点(to Rome)、目的・結果(to my surprise)、接触・同時進行(hold to his opinion, dance to the music)、関係(familiar)、比較(superior to)
  • on:接触・空間(on the wall)、時間・同時(on Sundays)、手段(on the radio)、関連・状態(study on Japanese history)、依存・条件(depend on)
  • from:起点・起源(from Narita)、基準・準拠(from experience)、原因・原料(from carelessness, made from milk)、分離・除去(far from)、抑制・区別(differ from)、解放(free from)
  • at:地点・方向(at home)、時点(at noon)、状態・従事(at ease, at the table)、原因(be surprised at)、度合・代価(at a slow pace)

 

  • by:近接・通過(stand by the door, by the way)、期限(by that time)、基準・程度(by my watch)、関係(by nature)、媒介・手段(by train)、行為・行為者(by Picasso)
  • with:不随・関係(go out with an umbrella)、所有・道具(a girl with long hair)、協調・一致(agree with)、状況・原因(speak with tears with pain)、譲歩(with all her effort)
  • out of:中から外へ(out of the box)、選択(out of these books)、逸脱(out of sight)、欠如(out of sugar)、材料(out of these plants)、原因(out of curiosity)
  • toward:方向(toward the station)、関連(feel kindly toward me)、目的(toward the children’s education)、時間(toward the evening)

 

 難易度は高くない。英検3級程度であれば理解できる。ただ、前置詞はとてもよく使うものなのに正確な使いこなしは上級者でも難しいものなので、前置詞についての感覚を整理しておきたいという用途には良いと思われる。

 

単行本、168ページ、ジャパンタイムズ、2018/8/3

目で見る英文法  前置詞ダイヤル

目で見る英文法 前置詞ダイヤル

  • 作者: 晴山陽一
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)