密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

英語を学ぶ外国人用に作られた洋書の英語教材。本番で作られているから表現も自然で的確で安心して覚えられる。「Fluent English (ESL)」

著:Living Language

 

 洋書。英語を学ぶ外国人向け(ESL用)の教材です。CD3枚+CD-ROM1枚付き。Advancedレベル。Lesson1から20まであり、それぞれ、発音、会話例、単語、表現、イディオム、問題、リスニング、アメリカの習慣の紹介と、これ一冊でかなり盛りだくさんな内容になっています。

 レッスンごとに、就職、旅行、車、家の購入、教育、職場というような主要なテーマが決まっており、各レッスンは全て以下のような構成となっています。

・Say To It:発音練習(音声のみでトランススクリプト無し)
・English At Work:会話例
・Build Your Vocabulary:テーマに沿った単語の紹介
・English under the hood:文法のポイントと練習問題
・Phrasal verbs with take:熟語集
・Real English:イディオムを含んだ例文(音声及びイディオムの意味解説無し)
・Bring it all together:語彙と文法の復習問題
・Listen up:リスニング問題(トランスクリプト無し)
・Why do they do that?:アメリカの文化や習慣について

 Advanced向けですが、おそらくTOEIC650点くらいもあれば十分手が届く程度の難易度だと思います。

 単語やイディオムは各トピックに沿って日常生活に近いものが選ばれていて、普通の日本の教材では見かけないものも多く含まれています。

 また、練習問題は質量共に充実しており、特に文法問題は実戦的だと思います。さらに、Lessonとは別にCD-ROMにFlush card形式でイディオムの説明と例文があります。

 総合的にはとても良質な教材なのですが、留意点もいくつかあります。まず、上記の構成説明の箇条書きにも書いたように、トランスクリプトが無いところや、イディオムの意味の説明が記述されていない部分があります。また、テキストに対応するCDのトラック番号の記載が無く、テキストの紙質が悪いです。

 

ペーパーバック、240ページ、Living Language、Unabridged版、2009/9/8

 

Fluent English (ESL)

Fluent English (ESL)

  • 作者: Living Language
  • 出版社/メーカー: Living Language
  • 発売日: 2009/09/08
  • メディア: ペーパーバック
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