密林の図書室

日々読んでいる本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介のブックレビューのブログです。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考え、このブログを立ち上げました。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

足立美術館: 四季の庭園美と近代日本画コレクション

監修:足立美術館

 

 足立美術館の庭と収蔵作品を紹介した本。オールカラー。米国の日本庭園専門誌で10年連続日本一の庭園に選ばれている見事な日本庭園の四季折々の姿や、120点を誇る横山大観をはじめ、竹内栖鳳川合玉堂上村松園橋本関雪などの絵画や、北大路魯山人の焼き物といった名品の写真が掲載されている。足立全康が美術館設立に至った簡単な経緯の紹介についても書かれている。

 学生の頃、山陰を旅行して初めてこの美術館に足を踏み入れた時の衝撃と感動は今でも忘れられない。日本画のコレクションの見事さを誇る美術館はこの国にはいくつもあるが、足立美術館の魅力はそれだけにとどまらない。絶賛の言葉しか浮かばない見事な日本庭園と、建物と、収蔵作品が一体となった、日本の美を究めた至高の空間がそこにはあった。

 オールカラーで、印刷も良好。ただ、サイズが少し小さいのが残念。せめてムック本サイズであればよかった。

 

単行本、128ページ、河出書房新社、2014/11/28

 

足立美術館: 四季の庭園美と近代日本画コレクション

足立美術館: 四季の庭園美と近代日本画コレクション