著:佐々木裕平
蓄財の本。子供でも分かる説明を心がけて書かれてあることが特徴である。ただ、内容的には、大人が読んでも差し支えない。
お金を増やし、増やしながら使う。まずは、家計を黒字化する。お金を使ったら書くようにして「見える化」する。そして、以下のように、「ライフプランニング」と「キャッシュフロー表」を作る。
1.105歳までの夢とやること・行事を書く
2.年単位で家計簿の数字をもとにして、105歳までの予想を立てる
若いときは自分へ投資することも大切。「ムダ」をなくすことが投資の神髄。無駄を見つけて減らす。ポイントは以下の通り。
1.いらないもの・むだなもの→買う前に考える
2.使わないもの・邪魔なもの→捨てる
3.やらないこと・長続きしないこと→やめる
資産運用においては、NISAやiDECOをうまく使い、インデックスファンドを積み立て投資する。お金が必要になるまで売る必要はない。
お金持ちは守りながら攻めるのがうまい。よくわからないものは買わない。金融商品は必ず売り手が儲かるようにできているので、セットものは買わずに必要な分だけを自分で探して購入する。
儲かるルールは安く買って高く買うだけ。リスクとはばらつきのこと。分散投資でリスクを抑える。リターンが同じならコストは安い方がいい。
単に投資のことだけなく、無駄な出費を抑えることはその前に自分が集中すべきことを見極めて長期的に人生を考えることにもつながることを示唆してある点がよいと思った。
単行本、175ページ、ぱる出版、2019/3/8
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