「月間仮想通貨」という雑誌が登場したので、その第2巻を買ってみた。ムック本サイズで、オールカラー。
目玉は巻頭を飾るEthereumの元CEOであるチャールズ・ホスキンソンのインタビュー。現在は、Ethereum時代の同僚とブロックチェーンの会社である「IOHK」を立ち上げており、「カルダノ」と呼ぶプロジェクトで「エイダ」という新たなブルックチェーンを出しているという。
スマートコントラクトはもちろん、各トークンの互換性確保、異なるブロックチェーン間の価値の移動、といったことを多層的な構造を積み上げて運用する技術を開発し、2020年までアップデートしてゆくという。トークンを持った時に何ができるのか違いを出すことも重要だという。
「日本は特別な市場。仮想通貨の世界ではまだ法的な整備が追いついておらず、グレーな部分もあるのは事実。しかしながらそれをわかった上で、政府は成長を促す関わり方をしているという印象です」。
仮想通貨初心者向けの記事も多い。取引所の選び方、アルトコインの種類、ICOの説明。仮想通貨の市場動向、「東京ビットコイン会議」のオーガナイザーのインタビュー、おすすめのICO銘柄ベスト12もある。
ムック本、100ページ、プレジャー・パブリッシング、2018/3/23