著:今泉 忠明
「へん」だからこそ、生きのこることができました。たくさんの「へん」が地球を豊かにしているのです。
最近増えている、子供向けに興味を引くおもしろ動物を紹介した一冊。子供向けを想定して、絵を多用し、漢字にはルビをふってやさしく書かれている。
- カワウソは雪でそり遊びをする。
- バイカルアザラシはまちがえて湖にすみついた。
- ホッキョクグマは浮いた氷がないと死んでしまう。
- ジャコウウシはおしりで子供を守る。
- ビーバーは自分がかじった木につぶされることがある。
- プレーリードッグはキスをしすぎる。
- サハラのフェネックは一生水をのまない。
- タヌキはうんちでご近所づきあいをする。
- フタユビナマケモノはきびんで気が荒い。
- ミユビナマケモノは死んでも木から離れない。
- コアラは1日4時間しか起きていられない。
このようなことが地域別に分けて紹介してある。巻末では、「ちょっとくわしく説明するよ!」というコーナーがあり、会話形式で動物の多様性と地球の歴史や自然環境との関係についての説明が行われている。
単行本、166ページ、幻冬舎、2019/3/7