密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

本当に基本だけがシンプルに書かれている。「トップセールスが使いこなす!“基本にして最高の営業術”総まとめ 営業1年目の教科書」

著:菊原智明、イラスト:こつじゆい

 

営業マンの基本について書かれた本。とてもやさしく書かれていて、読みやすい。次のようなことが書かれている。

 

  • 重要なのは押し売りではなく、意思決定のサポート。
  • 売れる人の9割は小心者。
  • 経験がないというのは、お客様視点に近いということ。
  • 会社・商品への自信。トップ営業は会社や商品の悪口は言わない。
  • 職業と自分への自信も重要。
  • 営業力はすぐに身につかないが、見た目はすぐに変えられる。
  • 営業マンに必要なコミュニケーション能力とは、聞く力。
  • ほどよく商品のデメリットも伝えることでメリットが際立つ。
  • お客様の「よくある質問」に対して準備をしておく。
  • 優柔不断なお客様には、複数のプランを提示する。
  • 「不安」を聞き出す。
  • 警戒心を解くこと。共感を得ること。
  • 名刺交換の後のメールで差をつける。
  • 一人の力でできることはわずか。社内にも気を配る。
  • モチベーションを下げている要因をリスト化する。
  • 「数字+期限」で目標を明確化する。
  • 小手先の技術より、習慣を真似る。
  • 結果を出したときこそ謙虚になる。

 

著者なりの見解や経験も書かれているが、ひとつひとつは当たり前のことである。営業職に限らず社会人全体の常識的なことが多い。高度なテクニックやスキルより、まず基本とすることをきちんと当たり前にできるようになることが大切なのだろう。

 

大和書房、200ページ、2018/2/22