科学雑誌Newtonの2018年8月号。人工知能と自動運転の特集だったので、手に取った。自動運転にはレベル0からレベル5までの段階があること。人工知能によって人やモノを見分けることがクルマの自動運転実現に役立つことが期待されること。ドライバーの状態も表情から見分けられること。人工知能の判断も完璧ではないこと。公道で走るための法律や保険がまだ整っていないこと。こういったことが説明されている。
意外に面白かったのは、「猫―かわいい不思議な狩人」。かぎ爪を出し入れできる秘密。甘味受容体の遺伝子の一部が壊れていること。猫の毛づくろいと猫アレルギーの関係。猫が現代のようになるまでの歩み。様々な猫の種類。「メインクイーン」という種類の猫の巨大さにはびっくりした。猫ブームの現代において、なかなかおススメの企画です。
「遺伝子のON/OFFを操る新医療」は、エピゲノム編集技術について。小惑星「リュウグウ」で岩石採取を行うハヤブサ2号の探査計画の詳細も興味深い。東京国立博物館での特別展にあわせて、土偶や土器をはじめとする縄文の美を写真で紹介している特集や、「時間の謎」についての特集もある。
雑誌、ニュートンプレス 、144ページ、2018/6/26
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