著:ルーク・タニクリフ
日本人的な気持ちや考え方を、英語でどのように表現するのがよいか、例文を列挙しながら解説した本。著者はイギリス人の父とアメリカ人の母親を持つネイティブ・スピーカー。
具体的には、「なつかしい」「なじみがある」「落ち込んでいる」「面倒くさい」「ハイテンション」「取り乱す」「ガンガン痛い」「すいません」「かわいい」「もてる」「お言葉に甘えます」といった日本語での言い方を、英語ではどうしたらいいか、テーマごとにまとめて説明している。
ひとつひとつの表現や英文は易しいものが多い。しかし、それが口からすぐに出てくるかというと、それはまた別である。中には、そう、これ、どういうのか知りたかった、というものもある。つまり、難易度は高くないが実用性は高い、という内容である。文庫本サイズで、テーマごとに読み切りになっているので、いつでもどこでも開いて空き時間に合わせて気軽に読める。
尚、本書に書かれてあった「英語 with Luke」というサイトものぞいてみたが、そちらもなかなかよかった。
文庫、288ページ、大和書房、2016/10/8