廃道の本。しかも鎌倉街道とかじゃなくて、近代の普通の道。ネット上にもいろいろある。
ダムの水面から飛び出している錆びたガードレール、
壊れて谷底に落ちかけている橋、
落ち葉で埋まっている山間のトンネル、
荒波をかぶって崩壊しているかつての基幹道路、
しかも、中にはちゃんとそれなりの歴史があるものも。
日本列島は約70%が山であるうえ、谷や川も多く、周囲を海に囲まれていて、険しい地形が多い。この廃道の数々は、まさにそのような列島における近代日本の一面を物語っているようだ。
いずれにせよ、面白かった。
ムック、116ページ、イカロス出版、2008/10/31