密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

実践 機械学習システム

著:Willi Richert、Luis Pedro Coelho、訳:斎藤 康毅 

 

 オープンソース・ライブラリを利用して機械学習の方法を学びたいと考えているPythonプログラマー向けの本である。具体的には、Pythonは既にインストール済みのところに、数値計算のためにNumpyとSciPyを、グラフなどの視覚化のためにMatplotlibをインストールして使う前提となっており、NumPy入門とSciPy入門が簡単に書かれている。

 

 扱われている内容は、初歩的な分類モデルの作成、クラスタリング、トピックモデル、クラス分類の様々な例、回帰、パターン認識、次元の削減といったものである。

 

 機械学習の本は増えているが、この本は「実践」であることがポイントで、プログラムコードのサンプルが多く掲載されているのが良い。動かしながら、学べる。ただ。説明文はあまりわかりやすいとはいえず、理論をしっかり覚えるなら、他の本の方が適しているように思われる。

 

 

実践 機械学習システム

実践 機械学習システム

  • 作者: Willi Richert,Luis Pedro Coelho,斎藤康毅
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2014/10/25
  • メディア: 大型本