密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

放送席からみたサッカー日本代表の進化論

著:山本浩

 

 元NHKスポーツアナウンサーの山本氏が、サッカー日本代表の歩みについて振り返った本。日本のサッカーが本格的にプロ化する前の日本リーグ時代についても多くのページが割かれている。ドーハの悲劇のこと。日本の初めてのワールドカップ出場。トルシエ、岡田、ジーコザッケローニ時代までで、ハリルホジッチ監督は出てこない。

 固い書きぶりである。取材中のエピソードや思い出話も書かれている。日本代表の進化論という感じではなく、自身でまとめた記録もたどりながら著者の視点から振り返ってみたというものである。ドーハの悲劇とかドイツワールドカップでのオーストラリア戦は、今思い出しても悔しい。来年のロシア大会では日本代表の更なる進化を期待したい。

 

単行本、256ページ、祥伝社、2017/4/1

 

放送席からみたサッカー日本代表の進化論

放送席からみたサッカー日本代表の進化論

  • 作者: 山本浩
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: 単行本