密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

42のアイディアの出し方。「アイディア大全」

著:読書猿

 

 アイディアをひねり出すための手法を集めてまとめた本。発想というのは本来より幅広いものだという考え方から、ビジネス向きのものに限らず、科学・アート・哲学向きの考え方も紹介されている。以下のような手法が、全部で42紹介されている。

 

  1. バグリスト:不愉快なことや嫌なことを10分間で書き出し、その中からいくつか選んで解決策を考える。
  2. エジソンノート:アイディアや気になった情報をメモり、気づいたことをさらに書き加え、成功・失敗の結果も書いてノートと対話する。
  3. エクスカーション:テーマを決め、カテゴリー別にテーマとは関係のないことをたくさん考え、それをテーマと結び付けてアイディアを考える。
  4. フィンケの曖昧な部品:15の部品から3つを選んで面白い形を作り、名前をつける。
  5. ケプナー・トリゴーの状況把握:「気になっていること」「おかしいと感じていること」「こうあってほしいと思っていること」を列挙して詳細化した上で、重要性・緊急度・影響性について優先度をつけて分類し、課題を明確にした上で取り組む予定を書く。
  6. なぜなぜ分析:課題の原因を「ばぜ?」を繰り返すことで明らかにしてゆく。
  7. 仮定破壊:課題を選び、それに対する「状況」「前提」を書き出す。そのうえで、その前提を壊した新しい前提や仮定を「破壊」の欄に書き出す。
  8. ディズニーの3つの部屋:「夢想家」「実務家」「批評家」の3つの欄に分けてそれぞれ自問自答を繰り返す。これを6つにしたものが「シックスハット法」になる。
  9. オズボーン・チェックリスト:既存のアイディアや成功例をもとに、他への転用は?など9つの質問に答えてゆく。
  10. 属性列挙法:改善したい対象を、名詞的・形容詞的・動詞的の3種類に分けて属性表現していく。完成した属性リストを眺め、他のものに入れ替えていく。
  11. MN法T型:解決したい課題を決める。QK(Question of Keyword), QA(Question of Analogy), QB(Question of Background), QC(Question of Concept)を考えてゆく。
  12. シソーラス・パラフレーズ:問題を文章で表し、キーワードを類義語に入れ替えて問題の意味や仮定を探る。

 

 夢見のようなものもある。それぞれ、最初に用途や難易度が最初に書かれている。参考文献も丁寧に紹介されている。

 

単行本、336ページ、フォレスト出版、2017/1/22

アイデア大全

アイデア大全

  • 作者:読書猿
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2017/01/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)