密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

絶対『英語の耳』になる! BASICSリスニング基本30のルール〈CD 2枚付〉

著:長尾 和夫、アンディー バーガー

 

 英語の発音において単語の音や基本表現における単語のつながりにおける音の変化に注目し、型通りの発音と音が縮まったり消えたりしがちな実際の発音を音で比較しながら、会話例や読み上げ例を聞きながら練習できるようにした教材。

 

 このシリーズはいくつか出ているが、これは初級レベルにフォーカスしたものである。CD2枚付き。ナレーターは男女2人で、どちらも古くから日本のいろいろな英会話教材に登場している人たちである。

 発音は女性の方は明瞭で、男性の方はそうでもない。ただし、実際のネイティブスピーカーの発音はわかりやすいものばかりとは限らないし、これはこれで参考になる。

 

30のBasic Ruleに分けられており、それぞれ、Phrase Drill, Sentence Drill, Dialog Drill, 2つのMonolog Drillという構成になっている。「ここを聴き取ろう!」という形で、音のポイントが抜き出してある。ちょっとTOEICのリスニングセクションに似ている感じのこなれた構成で、悪くない。

 

 

 初級用としてつくられているだけあって、難易度はそれほど高くない。TOEIC 500点台でもできると思われる。ただ、基本的な音に関するものが多いので、TOEICのスコアにかかわらず、リスニングに不安のある人はやる意味はある。私はTOEIC 860点だが、意外に聞き取れないところはちらほらあり、これはこれで、やってよかった。

 

 発売日を見ると、けして新しい教材ではない。絶版にならず、地味ながら売れ続けているのだろうと思われる。特別おすすめというほどではないが、目的ははっきりしているので、合致する人には向いている。

 

単行本、197ページ、三修社、2011/8/27

絶対『英語の耳』になる! BASICSリスニング基本30のルール〈CD 2枚付〉

絶対『英語の耳』になる! BASICSリスニング基本30のルール〈CD 2枚付〉

  • 作者: 長尾和夫,アンディーバーガー
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2011/08/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)