著:東野 圭吾
推理小説のレビューなので、中身についてあまり詳しくは書かない。
たくさんある東野 圭吾の作品の中でも有名な長編のひとつである。
ただ、読んでいて、実は、最後の50ページまでは、それほど特別な作品だとは思わなかった。
しかし。。。終盤での怒涛の展開。
そして、どんでん返し。
これは傑作である。
なぜなら、単に推理小説として優れているというのではなく、それが純愛と結びついて相乗効果を生んでいるからである。
いずれにせよ、面白かった。直木賞受賞作。
文庫、394ページ、文藝春秋、2008/8/5