密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

具体的なポイントが書かれている。「たいていのことは20時間で習得できる 忙しい人のための超速スキル獲得術」

 著:ジョシュ カウフマン、訳:土方 奈美

 

 超速スキル獲得法を説いている本。著者によると、獲得したいスキルに対して戦略的に取り組むには、以下のような4つのステップを踏むと良い。

 

  1. 分解:スキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解する
  2. 学習:個々のサブスキルについて十分な知識を持つことで、賢く練習する
  3. 除去:練習の邪魔になるものを遠ざける
  4. 練習:特に重要なサブスキルを少なくとも20時間勉強する

 

 こうして、何を、どのようにして練習するか考え、練習時間を確保して取り組む。そのためのルールとして、さらに以下の10個が挙げられている。

 

1.魅力的なプロジェクトを選ぶ

2.一時に一つのスキルにエネルギーを集中する

3.目標とするパフォーマンスレベルを明確にする

4.スキルをサブスキルに分解する

5.重要なツールを手に入れる

6.練習の障害を取り除く

7.練習時間を確保する

8.すぐにフィードバックが返ってくる仕組みを作る

9.時計のそばで一気に練習する

10.量と速さを重視する

 

 付加価値の低い時間の使い方を洗い出してそれを意識的に無くすようにする。正しいフォームを確保して、量とスピードを重視する。暗記ものは、「Anki」「SuperMemo」「Smart」といったようなフラッシュカードアプリを効果的に使うと良い。

 やることを確認するには、チェックリストが効果的。約90分、意識をもって取り組む。ネットやテレビ、人は注意力を散漫にする要因になるので気をつける。

  

 70ページ以降は、著者が取り組んだ具体例として、ヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレなどが載っている。

 

 正直、タイトルは少々過大な気がするが、何かを習得するために必要なこととして挙げられている内容自体は汎用的なもので、うなずける。

 

単行本、400ページ、日経BP社、2014/9/20