密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

地獄とは?人は死んだらどうなるか?「絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵」

著:白仁 成昭、著:中村 真男、監修:宮 次男

 

一時話題になった絵本です。

怖いもの見たさで読んでみました。

千葉県安房郡三芳村延命寺に所蔵されている絵を一冊の本にしたものです。

それらは、昔の人が、地獄とはこういうところだ!

と知らしめるために描いたようです。

ひえー。

痛そうです。

苦しそうです。

地獄になんて絶対行きたくありません、

明日からいい子になります。。。と、思えるような絵が載っています。

それにしても、ここに収められている作品の数々は、

昔に描かれた文化財級のものだからおそらく大目にみてもらえるのであって、

もし現代の絵本作家が子供向けにこんなグロいもんを描いて出版したら、

非難を受けるんじゃないかという気がします。

何しろ世論というのは、時として閻魔大王様より怖いですから。

もう少し枚数があるのかなと思っていましたが、

絵本ですし、この程度の方が気が散らずに集中できるので、

かえって効果は高いかもしれませんね。

 

大型本、32ページ、風濤社、1980/8/31

絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

  • 作者: 白仁成昭,中村真男,宮次男
  • 出版社/メーカー: 風濤社
  • 発売日: 1980/08/31
  • メディア: 大型本
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