密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

歴史REAL藤原氏 (洋泉社MOOK 歴史REAL)

 藤原鎌足以降、日本史に欠かせない藤原氏についてまとめた本。ムック本で、オールカラー。資料の写真が豊富。

 

 蘇我氏が牛耳っていた地位を、乙巳の変以降は藤原氏が握る。平安時代には、中級、下級役人まで藤原氏がとってゆき、千人を超える規模になる。皇族を除けば、藤原氏以外の皇后はほとんどいなくなり、天皇家の母系は藤原氏が押さえる。源氏が双方を下支えするという補完勢力になる。次第に、北家・南家・式家・京家の4家ができる。

 

 奈良・飛鳥時代、平安時代の藤原家と日本のできごと。藤原不比等と大宝律令編纂。藤原四兄弟と長屋王の変。藤原広嗣と藤原広嗣の乱。藤原仲麻呂と藤原仲麻呂の乱。藤原仲成と平城上皇の変。藤原良房と応天門の変。藤原純友と天慶の乱。藤原道長と花山院闘乱事件。藤原頼通と平忠常の乱。藤原忠実と保元の乱。藤原信頼と平治の乱。ひたすら、藤原である。奥州藤原氏や地方に下った藤原氏についても書かれている。

 近代でも、藤原氏は活躍する。九条尚忠と公武合体。九条道孝と戊辰戦争。西園寺公望と近衛文麿。

 

 藤原家とゆかりの深い神社として、興福寺と春日大社について取り上げられている。また、インタビューとして、倉本一宏、澤田瞳子氏のものがある。

 

ムック、111ページ、洋泉社、2018/5/10

歴史REAL藤原氏 (洋泉社MOOK 歴史REAL)

歴史REAL藤原氏 (洋泉社MOOK 歴史REAL)

  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2018/05/10
  • メディア: ムック