著:佐久間 治
どう返事すればいいか困ったときに、とりあえず切り抜けるためのフレーズを120個集めて紹介した本。相手にしゃべらせる、明言を避ける、波風を立てずにやり過ごす、というような7つの章に分類されて、以下のような表現が載っている。
It depends.
Like what?
I leave to your imagination.
It’s on the tip of my tongue.
Can you finish the rest for me?
I’ll be in touch.
I can’t say for sure.
Likewise for me.
Put it on hold.
Hard to answer.
I’m on my way.
The thing is, ….
Not anymore.
If I knew, I would have done something about it.
他
ひとつの表現につき1ページ。それぞれ会話例がついている。難易度は高くない。「第7章 文法マル秘テクニック」は、厳密には正しくないものの、とりあえずこういえば通じる、というものが含まれている。本書のタイトルに「ごまかし」という単語が入っていてそこはあまりいい印象を与えないかもしれないが、実際の英会話の現場ではとりあえず何か言わなければならない場面はよくあるものなので、実用性はそれなりに高いといえる。ただ、135ページしかない本であり、ボリューム的にはちょっと物足りなかった。音声ダウンロードも無い。
単行本、140ページ、研究社、2015/11/19