密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

博多あるある

著:岡田 大

 

 著者は福岡県出身ではない。東京出身である。しかし、このような本は、よそ者の視線がないと作れないのだそうだ。博多のあるあるを取材して集めた本。挿絵を交えながら、ちょっとコミカルに、紹介している。例えば、次のようなことが載っている。

 

  • 日本三大都市は、東京、大阪、福岡だと思っている。
  • 誰かが「大隈カバン店、ぴょんぴょんぴょん♪」といえば、即座にその場にいる全員が「バキューン!」で返すことができる。
  • 体育座りではなく、体操座り。
  • 「ふくや」「福さ屋」「椒房庵」「稚加榮」「やまや」あたりでちょっとしたバトルになる。
  • 天神と中洲を一緒くたにしている観光客にイラっとする。
  • 「なおす」が標準語ではないと知って愕然とする。
  • 博多ラーメンと長浜ラーメンをちゃんと区別してほしい。
  • 「どがん」と言った瞬間にその人は長崎か佐賀出身だとわかる(福岡なら100%「どげん」)。
  • 「博多祝い唄」を歌えなければ博多っ子ではない
  • コンビニで肉まん(豚まん)を買うと酢醤油が付いてくる。
  • 「キャナル」の最初の「C」が取れたら大変なことになるという話題で盛り上がったことがある。
  • アビスパファンになかなか出会えない。
  • ごはんは、お茶碗に、「よそう」のではなく、「つぐ」。
  • 田淵が監督やってましたっけ?。
  • やきとり店でキャベツが無料で出てくると安心する。
  • サガリを食べずして牛肉は語れない。
  • 子供のころ、飛行機を見に、よく空港へ行った。
  • タモリを心から尊敬している。
  • 11月だけは相撲を見る。
  • 村仲ともみの顔を見れば、一瞬にして料理の味の良しあしがわかる。
 

気軽に読めるし、あっさり読み終える。時々、くすっと笑える。

 

単行本、191ページ、宝島社、2013/5/11

博多あるある

博多あるある

  • 作者: 岡田大編,岡田大
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2013/05/11
  • メディア: 単行本