著:羽田野 太巳
雑誌の連載を元に加筆修正して出版された本。HTML5以降のWeb技術の変遷とトレンドについてひと通り紹介している。
WHTML5、Javascript、アーキテクチャーの変化、MVCモデルをフロントエンドでも採用する流れ、モバイルアプリ開発、マークアップ、スタイリング、Apache Cordovaなどのハイブリッド開発環境、Responsive Web Design(RWD)、Webランタイム(WebView)、ユーザインターフェース、WebRTCやWebGLなどのマルチメディア、HTML5test.comなどを使った確認、SVG、XMLHttpRequestでのバイナリーデータの利用、標準化が進行しているAPIにはどのようなものがあるか、ということが書かれている。
168ページほどの本でもあり、ひとつひとつについてはそれほど詳しくはない。あくまでもこれは、HTML5を中心としたWebのフロントエンド側の全体的なトレンドと流れを俯瞰して確認するためのものである。そういう用途だと最初から理解して手にとるのであれば有用な本である。
単行本、168ページ、日経BP社、2016/7/13