密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考えており、このブログを立ち上げました。日々読んできた本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介及び読書感想をまとめたブックレビューのブログです。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

プレゼン資料に!Webサイトのデザインに!デザインは今は一般常識。だから読みたい「やさしいデザインの教科書[改訂版] 」

著:瀧上 園枝

 

 デザインの基本は、情報が正確に伝わるようにきちんと整理して見せることで、目的となるアクションを促すことだという。デザインの基本について説明した本。この本自体が、ビジュアル性を重視し、テーマごとに伝えたいことがわかりやすく整理されて書かれている。

 

 背景となる「地」とレイアウトされる要素である「図」。キャプション、タイトル、リードコピー、小見出し、本文。「メインビジュアル」あるいは「キービジュアル」。ターゲットを考え、受け手の立場になって考える。媒体に合わせたデザイン。美しさや他に埋もれないようなはっきりした差別化。

 

 位置を揃えることは情報をそろえること。整然とした秩序に適度なアクセントを加えることで見る人を飽きさせない。要素のグループ化。水平垂直に規則性をもって配置するグリッドシステム。サイズの強弱。ランダムやシンメトリの特徴。視線の誘導。アクセントや遠近感の利用。動きとコントラスト。3分の1の法則、黄金比。フォントの特徴と選定、文字の大きさ、段落。色相。明度。彩度。トーン。トリミング。タイリング。エリアを囲む。写真の切り抜き。コラージュ。デフォルメ。栽ち落とし。タッチ。テクスチャやピクトグラムの理由。特殊用紙や印刷加工。Webサイトでのインタラクティブな動き。

 

 広告のようなものだけでなく、Webサイトやプレゼン資料も含めると、デザインが活躍する分野は現代では実に幅広く、一部の専門家だけが知っていればいいというものではなくなっている。難しくなく、読みやすく、特に前提知識もいらない。デザインの基本を学ぶのには好適である。

 

単行本、144ページ、エムディエヌコーポレーション、2018/4/17

 

やさしいデザインの教科書[改訂版]

やさしいデザインの教科書[改訂版]