密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

金融関係の仕事をするなら覚えておきたい「外資系金融の英語」

著:齋藤浩史

 

 主に投資銀行業務に関係する金融用語や経済用語を日本語で解説し、それに関する英語表現や単語についても説明した本である。著者は、ゴールドマンサックスなどに勤めた経験を持つ。

 

 予想より日本語の部分の比率が多い。「外資系金融の英語」というより、「外資系金融用語の英語付き」という感じすらする。ただ、投資銀行業務の金融専門用語が多いので、英語以前に日本語でもよく意味がわかっていないという人もそれなりにいるだろうから、金融用語の基礎知識を確認しながら一緒にその英語表現も思えたいというニーズであれば、悪くはない。また、金融専門用語の英語解説本はそんなにたくさん出ているわけではないので、これだけまとまった内容であれば良い本だといえる。

 

 ただ、残念なのは、音声ファイルのダウンロードサービスが無いこと。そうお安い本ではないし、英語分野の本ではあるので、MP3音声ダウンロードファイルも用意してあればよかった。

 

単行本、192ページ、中央経済社、2016/8/27

 

外資系金融の英語

外資系金融の英語

  • 作者: 齋藤浩史
  • 出版社/メーカー: 中央経済社
  • 発売日: 2016/08/27
  • メディア: 単行本