密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)

著:ルーク・タニクリフ

 

 日本人的な気持ちや考え方を、英語でどのように表現するのがよいか、例文を列挙しながら解説した本。著者はイギリス人の父とアメリカ人の母親を持つネイティブ・スピーカー。

 具体的には、「なつかしい」「なじみがある」「落ち込んでいる」「面倒くさい」「ハイテンション」「取り乱す」「ガンガン痛い」「すいません」「かわいい」「もてる」「お言葉に甘えます」といった日本語での言い方を、英語ではどうしたらいいか、テーマごとにまとめて説明している。

 ひとつひとつの表現や英文は易しいものが多い。しかし、それが口からすぐに出てくるかというと、それはまた別である。中には、そう、これ、どういうのか知りたかった、というものもある。つまり、難易度は高くないが実用性は高い、という内容である。文庫本サイズで、テーマごとに読み切りになっているので、いつでもどこでも開いて空き時間に合わせて気軽に読める。

 尚、本書に書かれてあった「英語 with Luke」というサイトものぞいてみたが、そちらもなかなかよかった。

 

文庫、288ページ、大和書房、2016/10/8

 

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)

  • 作者: ルーク・タニクリフ
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2016/10/08
  • メディア: 文庫