密林の図書室

人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものだと考えてきたので、このブログを立ち上げて日々読んできた本の備忘録として活用しています。

夜行列車よ永遠に 人気ブルートレインから記憶に残る名列車まで

著:「旅と鉄道」編集部

 

かつて日本の鉄路で人気を誇っていたブルートレインをはじめとする夜行列車の本。オールカラーで写真が豊富。

 

「トワイライトエクスプレス」「日本海」「あけぼの」「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」「北斗星」は、詳しい乗車レポートが載っている。食堂車についても手厚めに紹介されており、調理室で腕を振るった元チーフの回顧録が印象的。

 

第6章では、「夜を駆け抜けた名列車たち」として、「あかつき」「安芸」「瀬戸」「鳥海」「富士」などが取り上げられている。「能登」「きたぐに」「大社」などは無い。第7章では、客室寝台と機関車が取り上げられている。

 

寝台列車は郷愁を誘う。懐かしい想いがある。本書には無いが、「山陰」「からまつ」のような普通夜行列車もかつてはあった。全体的には、マニアック度はもうひとつで、分量的ももう少しあってもよかったかもしれない。

 

単行本、160ページ、天夢人、2018/1/19

 

夜行列車よ永遠に 人気ブルートレインから記憶に残る名列車まで (旅鉄BOOKS)

夜行列車よ永遠に 人気ブルートレインから記憶に残る名列車まで (旅鉄BOOKS)

  • 作者: 「旅と鉄道」編集部
  • 出版社/メーカー: 天夢人
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: 単行本