密林の図書室

日々読んでいる本の備忘録を兼ねた書評と内容の概要紹介のブックレビューのブログです。人生は短く、経験からのみ得られることは限られます。読書から多くのことを学び、アウトプット化も本との対話の一部として大切なものと考え、このブログを立ち上げました。過去に別名でAmazonのレビュー欄に掲載したものとそちらには未掲載のものがあり、後者は「Amazonレビュー欄未掲載」タグをつけてあります。

鑑賞のためのキリスト教美術事典 (リトルキュレーターシリーズ)

著:早坂 優子

 

 西洋絵画はキリスト教の題材に基づいて描かれているものが多くある。つまり、画家の意図を正確に理解するには、絵画技法の知識だけでなく、キリスト教に関する知識が欠かせない。本書は、そのような視点からまとめられた本である。

 

 絵画作品になっている旧約聖書新約聖書の様々なエピソードを漫画と挿絵で紹介し、サイズは小さいがそのテーマについて描かれた絵画作品も掲載されている。

 

 アダムとエバ。エジプトへの逃避。ゲッセマネの祈り。カインとアベル最後の審判十二使徒。十字架降下。受胎告知。十戒。昇天。神殿奉献。スザンナと長老たち。聖母子。聖霊降臨。ソロモンの審判。ダビデ。天国。天使。天地創造ノアの箱舟。バビロン捕囚。バベルの塔ピエタ。復活。ポテパルの妻。マギの礼拝。無原罪の御宿り。紅海の渡渉。ヤコブ。ユダ。ユデットとホロフェルネス。ヨブとその妻。ロトと娘たち。このようなテーマが次々と解説されている。

 

 ビジュアル的によく考えられた構成となっており、読みやすく、わかりやすく、とっつきやすい。西洋絵画だけでなく、キリスト教に関する基礎知識の勉強にもなる。

 

単行本、240ページ、視覚デザイン研究所、2011/3/15

 

鑑賞のためのキリスト教美術事典 (リトルキュレーターシリーズ)

鑑賞のためのキリスト教美術事典 (リトルキュレーターシリーズ)

  • 作者: 早坂優子
  • 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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