著:山﨑 武也
老人になってどうあるべきかということを、エッセイ風に書いた本。活字は大きめで、行間も広めで、あっさり読める。次のようなこのようなことが書かれてある。
- 年寄は若い人に比べむすぼらしく見えがちなので、きちんと清潔にして身だしなみに気をつける。
- ためぐちはきかない。
- 医者などに頼る場合でもまかせっきりにするのではなく自分ファーストで。
- 節約しても交際費はケチらない。
- 老人は「一転び一巻の終わり」。
- 成人して自立した子供に対しては、いざというときの最後のよりどころや避難所になれるように心がける。
- 孫の教育方針は事前に両親である子供夫婦に確かめて従う。
- つまらないことを楽しめるのは老人の特権。
- 若い人には、自慢話は避け、必要に応じて失敗したり苦境に立ったときの話をするか、未来に焦点を合わせた話をするようにする。
- 低姿勢を心がける。
特別なことが書かれてあるわけではない。こういう本は、ひとつでもふたつでも、それぞれが、自分の教訓として心にとどめておくべきことが見つかれば御の字であると思う。
単行本、229ページ、幻冬舎、2018/1/11
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